みなさんは『征夷大将軍』って知っていますか??
そう,源頼朝や徳川家康がついた役職で,幕府を開いたんですよね。
でも,日本で初めて『征夷大将軍』になった人は誰か知ってますか??
これは,重要ですよ!!
時は平安時代,桓武天皇が都を平安京に移した頃…日本で初めて『征夷大将軍』に任命されたのは,「坂上田村麻呂」でした。教科書にも載ってるのでチェックしてみてくださいね。
では,どうして征夷大将軍というのでしょう??この意味知っていますか??
これは,もともと「夷敵(=ここではアイヌ人)を征服するための軍隊の大将軍」という意味だったんです。それが後世,武士のリーダーに与えられる称号に変化しちゃったわけですね。
社会の知識もこんな感じで,もともとの成り立ちから学んでいけば,もっと面白く勉強できると思いますよ。
今回のマメ知識は,平安時代についてです。
まず,平安時代というと学生のみさんは敬遠しがちな時代です。また,大河ドラマなどでも平安時代の人物が取り上げられることはまずありません。
なぜでしょうか??
はっきりいってしまえば,戦いなどがないから面白くないからです。でも,受験ではよく問われる時代の1つでもあるので,ちょっとした豆知識をここで身につけて,平安時代を好きになってもらえたらと思います。
さて,本題の「マメ知識」ですが,平安時代といえば「和歌」なので,「和歌」についてのマメ知識をお教えします。
皆さんは,「和歌」は何のために詠んでいたと思いますか??
まぁ,現代であれば趣味なんでしょうけど・・・・平安時代は違うんです!!
答えは「政治」のため!この時代の人たちは言葉に何かしらの力があると信じていました。そこで,すばらしい和歌を詠むことで世の中が平和になると考えていたわけです。
少しは和歌というものが見えてきましたか??
この調子で,次回も平安時代のマメ知識をしたいと思います。 パートⅡでは,「名前」についてです。お楽しみに!!!